A印刷株式会社 生産管理ご担当者様
ある中綴じ冊子の製本をご依頼いただいたお客様から、「100部帯掛け/300部クラフト梱包」という梱包形態のご指定がありました。
しかし、弊社にて重量・サイズを大まかに試算したところ、1梱包あたり約20kg、サイズは最大で363×234×549mm(もしくは121×234×549mm)となり、かなり現実的ではない数値になることが分かりました。
このような重量やサイズでは、積み替え作業に大きな負担がかかり、製本現場での事故や破損リスクも高まります。そのため、弊社から「50部帯掛け/200部クラフト梱包」への変更をご提案させていただきました。
今回の対応の背景には、以前に梱包に関するトラブルがあったことがあり、それ以来、梱包に関しては事前にサイズや重量を確認するよう社内でルール化していたことがあります。今回もその確認プロセスにより問題点を事前に把握し、お客様とスムーズに調整することができました。
お客様からは
「梱包につきましてご指摘いただきありがとうございます。ご提案いただいた通りの内容でお願いできますでしょうか」
と、前向きにご対応いただき、製本現場でも問題が深刻化する前に工程を進めることができました。
今後も現場の視点を大切にしつつ、安全で効率的な製品提供に努めてまいります。
追伸:薄い紙の印刷や加工にお困りのお客様へ是非、一度弊社にご相談いただければ幸いです。
文:永野