T印刷株式会社 生産管理ご担当者様
用紙メーカー子会社様より「薄紙用紙見本帳」の御相談をいただきました。
見本帳は、52種の薄紙用紙に特色1Cの印刷を行い、平綴じ後、表紙を包む必要があるため、全種類の用紙に印刷できるかの自社内の確認、52種の薄紙を丁合し製本するため、かなり難易度が高く、製本できる協力会社の調査から始めました。
幸い東京薄紙印刷では、40年の歴史の中で、様々な用紙の薄紙印刷の実績があるため、全種類印刷出来る目途は比較的早く組立ちましたが、製本できる会社がなかなか見つからない状況が続きました。
丁度、コロナ渦中であったため、一旦、制作する計画が2年間ストップしましたが、再度進行した際に対応できるよう協力会社の調査を続けました。
そのため、進行の相談をいただいた際には、対応可能な生産ラインの整理できており、すぐに具体的な打ち合わせを行い、使用用紙の調整、予算、納期調整を行い、正式なご発注をいただきました。進行中は、様々な用紙が搬入されるため、間違いが起きないよう用紙、印刷工程の細かい調整を行い、製本現場では、手丁合の手順、品質基準、作業者の工数など整理する内容も多く、苦労もたくさんありましたが、何とかお客様の希望される納期に高品質な製品を納品することが出来ました。
ご担当者様からは、
「対応できる会社が全くなく、本当に困っていたため大変助かりました!」
「さすが東京薄紙印刷!薄紙のスペシャリストですね!」
こんなお褒めの言葉を頂戴しました!
お客様と一緒に考え、モノづくりに取りくみ、私も大変嬉しく充実した時間になりました。
文:萩倉みゆき