“紙を薄くする”それだけで環境配慮に大貢献!その理由とは?

“紙を薄くする”それだけで環境配慮に大貢献!その理由とは?

みなさま、こんにちは!

近年では、「地球温暖化」を始めとした重大な環境問題に直面しており、国や企業単位で環境配慮に取り組まなければいけない現状があります。

環境配慮に貢献するというのは、簡単そうで簡単ではないことはみなさま十分にご存じかと思います。

ましてや、印刷物となると森林の伐採や水の廃棄などの面から環境に影響を与えると否定的な意見を受けることも多々あるかと思います。

現在、ペーパーレスという動きがありますが、それでも印刷物は完全に消えることなく私たちの手元に残っていますね。

そこには、デジタルでは表現できないものを印刷物で表現するなどの方法をとる方もいれば、手で触れ、目で確認し、紙そのものの音を耳で聞き取ることによって記憶に定着するからとあえて紙を選択される方もいらっしゃるかと思います。

このように、紙を使用したいけれどSDGs、環境配慮の面も考えなければならないといった四面楚歌の状態に陥っているみなさまを救うべく、紙の斤量をさげることによって環境配慮に貢献できることをこのコラムでご提案していきたいと思います!

1.薄紙印刷は環境配慮に貢献できる?

さて、先ほども記述した通り、紙の斤量をさげることで環境配慮にどう貢献できるかをご紹介していこうと思います。

①CO2削減に貢献できる

「地球温暖化」の進行を加速させているのは、主に電気やガスなどの使用によって排出される二酸化炭素が原因とされています。

日本は世界から見ても、二酸化炭素の排出量がとても多い国となっております。

紙の斤量を薄くするということは、紙の材料となる木材(パルプ)の使用量とCO2の排出量を下げることが可能になるのです。

ですから、森林伐採の減少に少しでも貢献でき、さらには、普通の斤量の用紙を作るよりも電気やガスの使用量が減り、二酸化炭素の排出量が減ります。

それが例え、二酸化炭素の排出量や森林伐採の母数に対してほんの些細な数字だったとしても、とても大切な働きには間違いないのです。

②水の廃棄の削減に貢献できる

SDGsの目標でも明記されているように、水の衛生の問題が世界的に重要視されています。

それは、世界的に安全が管理された飲料水を利用できていない国が多い現状があり、命に関わる大きな問題になっているのです。

安全な水を利用できないというのは病気の原因になるなどの健康への影響はもちろん、生態系の破壊などにも繋がります。

反対に水を安全に使用できる日本では、廃棄される水が多い傾向にあります。

そこで紙の斤量をさげることにより、紙を作る際に使用する水の使用量を下げ、廃棄される水を減らすことにつながります。

2.薄葉紙でCO2削減へ

それでは具体的に数字を見ていこうと思います。

みなさまの周りにある、チラシやポスターを少し薄くするだけで、CO2の排出量を低減することが可能になります。

また、超軽量紙を使用することによってCO2排出量をさらに低減させることが可能になります。

3.薄葉紙が活躍する印刷物

それでは実際にどのような場面で薄葉紙が使用されているのでしょうか

①添付文書

添付文書とは、医薬品や医薬機器、化粧品などにおいて、警告や使用上の注意、品目仕様を記載した製品情報を記載した書面のことです。

商品と一緒に入れられていることが多く、みなさまも目にしたことがあるのではないでしょうか。

もちろん、警告や注意点が記載されていることから文章も多く、物によっては図で説明書きをしている商品もあるかと思います。

さらに「商品と一緒に入れられている」という観点から、書面自体を小さくして箱に収めなければいけません。

そこで薄葉紙を使用することで、紙を折る回数を増やし、物理的に小さくすることで文章量を増やすことが可能になります。

②DM(ダイレクトメール)

DM(ダイレクトメール)は、近年、情報の発信方法としての採用が減少傾向にありますが、冒頭でもお話しした通り、手で触れ、目で確認し、紙そのものの音を耳で聞き取ることによって記憶に定着するからと紙を選択される場合もあるかと思います。

その場合、郵便で定められた重量によって郵便料金が異なってきてしまうため、紙の重さを配慮し、記載する情報の取捨選択を迫られてきたかと思います。

そこで、紙の斤量を下げることで、重量の問題に関しては粗方解決することに加え、紙の重量が軽いので今までよりも文章量を増やすことが可能になります。

  DMに関するコラムはこちらから↓↓↓↓↓↓

ほんの少しの変化で環境に良い影響を

いかがでしたでしょうか

紙を薄くすることで環境配慮に貢献する。

本当に些細だとしてもきっとこのような取り組みが未来を変えていくのだと思います。

私たちにできることを少しずつ、見つめ直していけたなら今後の視野も広がっていくと思います。

「問い合わせがあったのに、印刷できる会社がない」、「薄紙を提案したいけどよくわからない」こんなお悩みがありましたらいつでもお気軽にお問い合わせください。

全国どこでも喜んで対応させていただきます。

(文 藤木 柚稀)

藤木柚稀

見た目は華奢で、通称こえだちゃんと呼ばれるも心は大木(たいぼく)

持ち前の明るさとガッツでお客様をハピネスにする特技を持つ

舞浜で犬も歩けば、こえだに当たるという程のディズニー信奉者

趣味はディズニー、カメラ、楽器演奏、一人旅。

我が社の最年少ニューフェイス

コラムカテゴリの最新記事