東京薄紙印刷だからできる資源の再利用

東京薄紙印刷だからできる資源の再利用

先日、ショッキングなニュースを読みました。
それは、北大西洋の孤島、アイスランドで蚊が発見されたというニュースです。

これまで「蚊のいない国」とされた場所で3匹の蚊(メス2匹、オス1匹)が捕獲されたそうです。地球温暖化の影響でこれまで生き延びられなかった昆虫が定着しはじめているという意見がある一方、既に北方に適応していた種が、偶然持ち込まれたか、一時的に生存した可能性があり、「アイスランドで蚊が見つかった=地球温暖化が原因」と断定するのは、科学的根拠に欠けるという意見もあるそうです。

しかし、今年の夏を経験した日本人としては、地球温暖化という現象は肌感覚では信じたい気持ちがあります。地球温暖化ということか否かに関わりなく、自然環境の負荷の少ない暮らし方を模索していかなければと個人的には思っています。

いわゆる「できることから始めます!」ということで今回は弊社で行っている薄紙という資源の再利用を紹介いたします。

3Rとサーキュラーエコノミーの違い

今回は、弊社で行っている資源の再利用を紹介するにあたり、サーキュラーエコノミーという言葉聞いたことがあると思います。
それでは、以前からあった「3R」と「サーキュラーエコノミー」の意味の違いについて考察したいと思います。

まず、それぞれの定義を見てみると

3R(スリーアール)とは、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の3つの活動を指します これらは、資源の有効利用と廃棄物の削減を目的とした取り組みであり、持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たします。具体的には、リデュースはごみの発生を減らすこと、リユースは製品を繰り返し使用すること、 リサイクルは廃棄物を再資源化することを意味します。 

サーキュラー・エコノミー(循環型経済)とは、資源を無駄なく循環させ、環境負荷を抑えながら持続可能な社会を目指す経済システムです。 具体的には、製品や資源をリサイクル・再利用することで廃棄物を出さず、資源の価値を最大限に活かすことを目的としています。従来の「作って捨てる」リニアエコノミー(線形経済)から脱却し、効率的な資源利用を図る新しい経済の仕組みとして、世界各国で取り組みが進められています。 

3Rとサーキュラーエコノミーは定義を見てみると一見似たような概念に見えますが、3Rは廃棄物の削減と再資源化に焦点を当てた局所的な取り組みで、サーキュラーエコノミーは3Rの上位互換というか社会全体の仕組みで廃棄物をゼロにするという大局的概念という違いがあると思います

薄紙印刷を行っている弊社だから出来る!「3R」

「サーキュラーエコノミーとは社会全体の仕組みで廃棄物をゼロにする」

物凄く敷居の高い概念でこれを念頭に入れて活動するとなるとなんだか頭がフリーズしてしまいそうです。

今回は弊社で実際に行っている3Rを紹介いたします。

弊社で扱っている薄紙の特徴は

  • 紙にこしがない ②嵩張らない ③軽い

これらの特性を生かして、印刷後の出る白紙部分をラーメン上に細長く断裁して、「緩衝材」として再利用しております。

これは、主に日本国内の法人様や個人事業主様の領収書などの印刷物を発送する際に使用しておりますが、始めた当初は「ゴミを入れるな」等のクレームがあったそうですが、梱包資材に「地球にやさしいパッキン素材です。」とラベルを貼って出荷したところ、クレームはなくなったそうです。

薄紙が緩衝材として再生できる利用として

  • 紙にこしがない

→荷受け人であるお客様が商品開封時に厚手の用紙であると手を切ってしまう可能性がありますが、薄紙の特徴としてこしがなく、やわらかいのでそのリスクは軽減できます

  • 嵩張らない

  →優しく商品を保護することができる。

  • 軽量である

  →物流コストも軽減できる

・Reduce(リデュース):廃棄物を減らす
・Reuse(リユース):可能な限り再利用する
・Recycle(リサイクル):新たな資源として再生する

印刷の損紙まで再利用できるのは薄紙ならではの特徴、素晴らしいですね!

最後に

印刷会社の提案は「請負」という形で入っていき、お客様の要望や悩み事を聞いて提案していくというのが受注形態であったと思います。
昨今の印刷業界は正直厳しい状況ですが、設計段階から従来の「作る、使う、捨てる」の発想から脱却して資源の使用を最小限に抑え廃棄物を削減することを提案していくことで新たな需要を創出させていくそんな努力が必要ではないかと感じました。

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